潜然(さめざめ)
泡立てた洗顔料が この胸の黒ずみを残して
そのあまりの洗い上がりに 鏡の前に2、3分立ち尽くした
愛のうた こんな涸れたのは別におまえが悪いんじゃないよ
昨日の僕を許してくれ またきっと再生するから
一晩中続いた雨を
どんな思いを持って見ていたの
世界の終わりみたいな夜に
染み込んで消えた 君にさよならを
あれから何より大切にしていた心の炎を
たった一言 風も起こさずに消す方法があるなんて
殻に閉じこもって落ち込む間にも 時は進んでいく
過去(むかし)に縛り付けられた僕を
ほどいて ほどいて 消えていく
もう疲れた 言葉にしなくてもわかる
僕が重荷でしかないんだと
知らぬ誰かに君は願い 僕たちの幕を下ろした
お腹が空いてきたくらいから
ようやく自分を客観視できてきて
当たり前に呼吸するのに
こんなにも時間がかかるなんて
どんなに切なく儚い終わりにも その次は訪れ
「たった一人の運命の人」を忘れた後に 何が見えるのか知りたい
開けっ放した窓から響く街並みの音 いつも通りで
何が心を支配しているのか
わからない わからない わからない
あれから何より大切にしていた心の炎を
たった一言 風も起こさずに消す方法があるなんて
殻に閉じこもって落ち込む間にも 時は進んでいく
過去(むかし)に縛り付けられた僕を
ほどいて ほどいて 消えていく
(Lyrics by Toji)