祭りのあと

短すぎたあの日は思い出に溢れた
色褪せることは永遠にない
移り変わる季節が僕の心をそっと撫でて 思い出させる

不自由しか無くて 頭は空っぽにしてた
あなたが現れるまでは
あの日の胸の中は たった一つの願いのように
淀みない気持ちが巡るだけ

祭りのあと二人眺めた景色は
月のわずかな光に霞んで 物足りないものだったけど
手を繋いで話してた時間は
いつにない細かさで胸に焼き付いている
いつにない細かさで胸に焼き付いている

短すぎたあの日から遠く離れた
目の前は問題で溢れかえっていてさ

望み通りの自分だなんて言えるわけない
間違いも山ほどあったし
周りは気にしないで自分のこと大切にして
あなたが居たらそう言うかな

川の畔 二人だけの世界で
謎のおまじないをかけてふざけて言った ”時間よ止まれ”
固まったフリして笑ってくれる
あどけない優しさが今も焼き付いて離れない
その笑顔も その香りも

祭りのあと二人眺めた景色は
月のわずかな光に霞んで 物足りないものだったけど
手を繋いで話してた時間は
いつにない細かさで胸に焼き付いている
あなたがくれた大切な宝物なんだ

(Lyrics by Toji)